釉薬を作る為、木の灰の灰汁(あく)抜きをしています。

植物の灰は昔から釉薬の原料として使われてきました。成分は石灰分やマグネシウム分などですが、それらに置き換えても同じ色にはなりません。発色以外色々な意味でも植物の灰は優れた原料です。灰は灰汁抜きして使います。灰汁抜きしないと釉薬に悪い影響がでると昔から言い伝えられているのですが、検証したことはありません。陶芸の世界はけっこう迷信めいた物が有りますので、灰汁抜きしない釉薬も使えるかもしれませんね。

釉薬の灰汁抜きの様子です。

あくは水に溶けますので濁りがありなす。右側に映っているのは温室のパイプです。

濁りがなくなるまで水を取り替えます。数十回取り替える事もあります。この灰は近所の薪ストーブを使っている人からいただいた物です。混じりけのない灰を毎年いただいています。感謝!

 

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