植物の灰は昔から釉薬の原料として使われてきました。成分は石灰分やマグネシウム分などですが、それらに置き換えても同じ色にはなりません。発色以外色々な意味でも植物の灰は優れた原料です。灰は灰汁抜きして使います。灰汁抜きしないと釉薬に悪い影響がでると昔から言い伝えられているのですが、検証したことはありません。陶芸の世界はけっこう迷信めいた物が有りますので、灰汁抜きしない釉薬も使えるかもしれませんね。
あくは水に溶けますので濁りがありなす。右側に映っているのは温室のパイプです。
濁りがなくなるまで水を取り替えます。数十回取り替える事もあります。この灰は近所の薪ストーブを使っている人からいただいた物です。混じりけのない灰を毎年いただいています。感謝!
少し涼しくなってきましたが、今年の夏の暑さにはまいりました。三池焼の花木も、暑さに負け枯れた物も多くありました。その中で大きく生長した花があります。5月の終わりほどに三池焼にきた花なのですが、名前は忘れてしまいました。冬を上手く越してくれれば、三池焼の花木の仲間入りです。
上手く冬を越して来年も花を咲かせてください。
少しのスペースがあれば置ける物として、フクロウと小さな花入れを作りました。1ヶ月ほど後に焼きあがるはずです。陶器の人形(動物)と花器のコラボは三池焼では静かなブームです。
この後焼成すれば出来上がりです。