作業風景

中辰砂釉外天目釉のご飯茶碗焼成前と焼成後を紹介します。

中が赤くて、外が黒いご飯茶碗の焼成前と焼成後の様子を紹介します。

赤と黒のご飯茶碗焼成前

焼成前の様子です。

中が赤くて外が黒いご飯茶碗

焼成するとこのようになりますが、焼き方によって全く違った色になる事もあります。

中は辰砂釉をかけ流し模様を付けています。外側は天目釉です。

筒型マグカップの成形が終わりました。

容量180ccほどの筒型マグカップの成形過程を紹介します。まず水引きという作業です。

筒型マグカップの水引きが終了です。

筒型マグカップの水引きが終わって少し乾燥させています。

次は高台を削り出します。

削り終えた様子です。

この後、取っ手を付けます。

筒型マグカップに取っ手を付けました

筒型マグカップに取っ手を付けた様子です。

持ちやすくするために、更に一手間かけます。

筒型マグカップ成形終了

これにて終了です。

後は乾燥させて焼成すれば完成です。辰砂釉、均窯釉、緑釉で焼く予定です。1ヶ月ほど後になります。

釉薬を作る為、木の灰の灰汁(あく)抜きをしています。

植物の灰は昔から釉薬の原料として使われてきました。成分は石灰分やマグネシウム分などですが、それらに置き換えても同じ色にはなりません。発色以外色々な意味でも植物の灰は優れた原料です。灰は灰汁抜きして使います。灰汁抜きしないと釉薬に悪い影響がでると昔から言い伝えられているのですが、検証したことはありません。陶芸の世界はけっこう迷信めいた物が有りますので、灰汁抜きしない釉薬も使えるかもしれませんね。

釉薬の灰汁抜きの様子です。

あくは水に溶けますので濁りがありなす。右側に映っているのは温室のパイプです。

濁りがなくなるまで水を取り替えます。数十回取り替える事もあります。この灰は近所の薪ストーブを使っている人からいただいた物です。混じりけのない灰を毎年いただいています。感謝!